母の夢をみました

先日母の夢をみました。
あまりにリアルだったので残しておきます。

最近仕事が忙しく、ちょくちょく休日出勤をしています。
先週の日曜日も午後から出勤の予定で、朝に一度起きたのですが、
二度寝をしてしまいました。
その時にみた夢です。

母と私は、地元のスーパーで買い物をしています。
生前、よく一緒に買い物をしたスーパー。
その日は寒く、夕飯におでんをつくろうと思い、入れる具材を選んでいました。
母が着ていたのはブラウンのコート。新宿の伊勢丹で買った母のお気に入りでした。

夢と現実は妙にリンクしていて、時間と状況が同じでした。
つまり、時間は午前中で、私は午後からの出勤を控えており、
母と夕飯の買い出しをしている場面でした。

私が「帰って夕飯仕込んで仕事行くから」というと、母が
「あなたはいつもそうやってギリギリの行動をするんだから...」と呆れる。
よくこんなかんじで呆れられていました。懐かしい。

「こんなときに怒らないでよ!」と言い返し、母の顔をじっとみると、
私はあることに気付きました。

「お母さん、もう亡くなってるんだよなぁ...」


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気付いたときには母はおらず、私は買ったおでんを片手に、
一人でとぼとぼスーパーの階段を登って帰りました。

母が亡くなってから夢に何度かでてきましたが、
こんなにも日常を切り取ったようなシーンは初めてでした。
場所も、会話も、服も髪型も肌の質感まで生前と同じです。
ついでに怒られる理由も変わってない。。

ただひとつだけいつもと違ったことは、夢の中の自分が母の死に気づいたこと。
母は生前よくしていた服装で、ベージュのカシミアのセーターと、
ブラウンのコートを着て、指を擦り少し寒そうにしていました。
母は身体が細く、よく寒そうにしている人でした。
なんてリアルな夢なんだろう。。

どうせならもう少し長く話していたかった。
生前にはなにげない日常だった夕飯の買い出しも、今思えばかけがえのない時間でした。
たくさん買ってパンパンになった買い物袋、もっと持ってあげればよかった。
もっとご飯作ってあげればよかった。
嗚呼。。今更。。

ちなみに起きたらギリギリの時間でした。
夢の中の母の警告は正しかったというオチです。